

ボジョレーヌーボーとは
「ボジョレーヌーボー」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
そして、その、ボジョレーヌーボーについて非常に詳しい知識を持っていらっしゃるかたも、日本には多いと思います。
その反面、ボジョレーヌーボーというワインがあるらしい・・・という程度の知識しかないかたもいらっしゃるでしょう。
ボジョレーヌーボーについて非常に詳しく知っているかたというのは、やはりお酒が好きなかたで、その中でも特にワインが好きなかたと言って良いでしょう。
一方、ほとんど詳しいことを知らないかたというのは、ワインに興味のないかたや、お酒自体、好きでもなく、何の興味もないかたですね。
年齢的なものもあるでしょう。
お酒を飲めるようになるのは20歳からですから、それ以前の未成年のかたが、ボジョレーヌーボーについて非常に詳しく知っているということがあってはいけませんよね。
かなりのご高齢者もお酒と言うと日本酒か、せいぜいビールに詳しいくらいで、ワインなどしゃれたお酒に詳しいかたは、あまり多くはないでしょう。
さて、その、ボジョレーヌーボーとはいったいどんなワインなのでしょうか。
日本におきましても、毎年11月になると話題にのぼるワインですので、よく知らないかたであっても知識の一端として少々のことは覚えておいて損はないでしょう。
フランスのボジョレーと呼ばれる地域で作られたワインのうちで、その年のガメ種(もしくはガメイ種)のブドウで作られたもの、さらに、その年のブドウがどの程度、良質に実ったかをチェックすることを主な目的とした新しいワインを、ボジョレーヌーボーと言います。
11月の第3木曜日に販売、そして飲用が解禁されることになっています。
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ボジョレーヌーボーの製造法
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前回、ボジョレーヌーボーの製造方法について、ちらっと触れましたが、今回はそのマセラシオン・カルボニック製法について、もう少々詳しいお話をいたしましょう。
ボジョレーヌーボーのファンのかた、そしてこれからファンになるであろうかたがたには、やはりその製造方法まで知っておいて欲しいからです。
ご自分が飲まれるワインが、どのようにして作られたのかを思い浮かべながら飲むことによって、ますます芳醇さが増すことでしょう。
前回は、マセラシオン・カルボニック製法の場合、ブドウをつぶすことはせずに、そのまま発酵タンクに入れて自然発酵させるというところまで説明いたしました。
自然発酵と言いますのは、下のほうのブドウが重みで自然につぶれることで果汁が発酵することを言います。
その発酵によって出来あがった炭酸ガスが発酵タンク内に充満しますね。
そうしますと、残ったブドウは周囲に酸素が無いという状態で酵素によるアルコール生成がおこります。
そして、皮の成分が果肉にまで広がり、普通の発酵では得ることのできない芳香が生まれることとなるのです。
これにより、ブドウそのものの持つ何とも言えない爽やかな香りがそのままワインになります。
しかし、まったく自然のままほおっておきますと時間がかかりますから、最初から炭酸ガスの必要量を満たすために、発酵もろみを使用する場合が多くなっているようです。
そしてさらにその後、圧縮し、通常のアルコール発酵をさせるので、非常に短期間で製造出来ますし、独特の美しい色合いと、芳しい香りのワインが出来るというわけです。
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ボジョレーヌーボーの種類と違い
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どのようなワインを指してボジョレーヌーボーと呼ぶのか理解出来ましたところで、今度はその種類と違いについてご説明いたしましょう。
ボジョレーヌーボーやワイン全般に興味のないかたは、ちょっとわからないかもしれませんが、ボジョレーヌーボーは一種類だけではありません。
いつも、数多くの種類が出回ります。
まずは、4つのボジョレーがあるということを知ってください。
フランスのワイン法で定められていますワインの分類のひとつに、AOCというというのがあるのですが、これは、「アペラシオン・ドリジーヌ・コントローレ」と言いまして、原産地呼称統制ワインとして分類されます。
ボジョレーはこのAOCで4つに分類されているのです。
まずは、地方名のボジョレー(Beaujolais)、そして、地区名であるボジョレー・シュペリュール(Beaujolais Superieur)、村名のボジョレー・ヴィラージュ(Beaujolais Villages)、畑名のクリュ・ボジョレー(Cru Beaujolais)という4つです。
AOCはフランスの中でも、特に最高級のワインであって、今、ご紹介したように、地方名・地区名・村名・畑名の順番に範囲が狭まり、生産地の単位が小さくなるほどに規定は厳しく、そして高価なものとなるのです。
ボジョレーヌーボーと言いましても、価格が違うものがあるので、疑問に思っていたかたも多いのではないでしょうか。
実はこのような違いがあったのですね。
一般的なボジョレーヌーボーよりも、さらにランクが上のものとして有名なのは「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー」です。
これなどは、ボジョレー地区の北側に位置する指定された38の村のみから産出された新酒につけられる名称なのです。
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ボジョレーヌーボーの解禁日
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みなさまご存じのとおり、ボジョレーヌーボーには解禁日というのが設けられていますね。
これは世界中が同じ日ということになっています。
毎年、11月の第3木曜日と決まっているのですが、ご存じでしたか。
日本でもこの解禁日が近づくと、ニュースなどでもお知らせされたりと大変な話題になります。
それくらい、人気の高いボジョレーヌーボーなんですね。
ボジョレーヌーボーに解禁日というものが設けられたのも、そもそもは、その人気が原因であったのです。
あまりにも人気が高かったために、さまざまなボジョレーヌーボーのメーカーが、我こそは真っ先に出荷しなくては!と競い合った結果、ワインの質が落ちてきたわけなのです。
質が落ちたというよりも、正確には、まだワインとして充分に出来あがっていないにもかかわらず、先を急ぐばかりに出荷されてしまうようになったのです。
それでは、結果的にボジョレーヌーボーとして不十分なものをお客様に提供することになりますし、お客様のほうでも、だんだん味が悪いというようになってきますでしょう。
それらを避けるためには、解禁日を設けるのが良い方法だということになったのです。
当初は、11月15日という日が解禁日に定められていたようですが、1984年から11月の第3木曜日ということに決められました。
ボジョレーヌーボーの輸出が始まったのは、1968年のことですから、それから16年後のことですね。
日本は時差の関係上、他の先進国よりも早くボジョレーヌーボーを飲むことが出来るんですよ。
バブル期には、成田空港へ行って解禁日の0時と同時にボジョレーヌーボーを飲む人もいたといいますから驚きですね。